2016年4月20日 12:00
2年連続助演女優賞! 黒木華「私のほうが普通の人を演じやすい」
そこから演劇部に入って、それでより舞台が好きになっていきました。もともと人見知りで…いまでも人前が苦手なんですが、なぜか舞台ではあまり緊張しなかったんです。人と繋がれるのがそこしかなかったというのもあるんですが、親が褒めてくれたりもして、楽しいっていう気持ちで続けていたのがいまに至るって感じです。
――この数年は、映像のお仕事が急激に増えましたけれど。
黒木:まだ恥ずかしいです。基本的に舞台って残らないものですが、映像は、その時は100%やってるつもりでも、終わると「もっとこうしておけばよかった」と反省することばかりです。
――出演された映像作品はご覧になるんですか?
黒木:一回は観るようにしています。やっている時はどう編集されていくかわからないので、「こうなったのか」って。
『しゃべくり007』は、編集ですごく面白くしてくださっていて、すごいなと思いました。
――いま初主演映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』が公開中ですけれど、この作品はどんなふうにご覧になりました?
黒木:不思議でした。こんなにずっと自分が出てくる作品を観たことがなかったので。ただ、撮影中ずっと岩井監督に引っ張られてゆらゆら流されている感じで撮っていましたから、全部知っているはずなのに、観た時は「こういう話なんだ」