2020年11月14日 19:30
城田優「この顔と身長は映像の世界では否定されることが多かった」と告白
だから、相当な覚悟と強い思いを持って舞台に臨んでいるという自負はあります」
日本人の父親とスペイン人の母親とのミックスというルーツを持つが、「もともとは映像のお芝居と歌をやりたくて芸能の世界に入ってきたんです。でも、この顔と身長は映像の世界では否定されることが多かった」。しかし、「ミュージカルの世界ではそれが武器になった」という。
「当時は映像とミュージカルをどっちもやっている同世代の俳優がほぼいなくて、これを自分の唯一無二にしようとやり続けてきたつもり」
それが今回のグイドを演じるうえでも活かされるに違いない。2016年にはミュージカル作品で演出家としてもデビュー。『ファントム』で演出を受けた女優・木下晴香さん曰く、城田さんは歌を綺麗に歌うことよりも、セリフを喋るように歌うことを重視していたそう。
「ミュージカルを毛嫌いしている方っていますけど、なんでだろうと考えたときに、僕はリアリティのなさなんじゃないかな、と。喋っていた人が唐突に歌いだしたように見えるから違和感を覚える。
芝居と歌をつなげることで境界線が消えて自然に作品に入り込めるんじゃないかと取り組み続けてきたら、いろんな作品で評価をいただけるようになりました。