2020年12月7日 20:00
西島秀俊、佐藤浩市に「正直、僕は納得がいかないです(笑)」 そのワケは?
そのおかげで、自分の中にしっかりイメージができた。そこを大事に、撮影には臨みました。
――渋谷での爆破シーンには息を呑みました。地方で巨大なセットを組んでの撮影に参加した西島さんは、そのセットを目の当たりにしてどう感じましたか。
西島:建物の部分はCGなので、セットではグリーンを背景に撮影しましたが、「あそこに甘栗屋さんがあって、その隣には…」と、渋谷のスクランブル交差点の風景を思い浮かべられるんですね。そういう場所って、全国でもなかなかないんだなと思いました。
佐藤:誰もが見たことがあり、知っている場所だからこそ、CGスタッフは、より一層頑張ったんじゃないかな。ものすごく丁寧に作り込まれている。
西島:あのシーンではエキストラの方が、1日1000人くらいずつ参加してくださいました。ハイスピードカメラでの撮影は、わずかなズレがものすごく目立ってしまいます。なので、全員がイメージを共有し、タイミングを合わせないといけなくて。大変なシーンに、1000人のひとりとして参加できたことは、刺激的な体験になりました。
佐藤:エキストラの方々が、どういうシーンをやっているのか、ちゃんと想定してやってくださっていたのが伝わってきた。