2020年12月23日 18:30
オードリー・タン流の“感情抑制法” 重要なのは「呼吸と睡眠」
8歳から独学でプログラミングを学び、15歳でプログラマーとなり、台湾のデジタル担当政務委員(大臣)を務めるオードリー・タンさん。コロナ対策での手腕に注目が集まり、ネット上では、その名を見ない日がないほど。そんなオードリーさんが、ネット時代の感情抑制法を教えてくれました。
――感情のコントロールに関して、オードリーさんは、幼少時、心臓の問題で、泣いたり怒ったりすると命に関わる時期があったそうですが、どのように感情を抑制していたのですか。特に怒りの抑制は難しいように思いますが…。
オードリー:自然な呼吸をして、寝ることです。目を閉じて眠りにつくことです。よく眠れないなら、少なくとも呼吸を整えることです。
――怒りの原因に目を向け考える必要はないのですか。
オードリー:心の中に、怒りのためのスペースを与えてあげてはどうでしょう。例えば、リビングやソファを用意するイメージ。そこへお客さんである“怒り”を誘導し、自由にしていてもらう。そうすれば、怒りと関わることが少なくなります。
――放置するわけですね。もし、思い出してしまったときは…。
オードリー:心の中に怒りがある、というのを見つけ出したときは、深呼吸をして十分な睡眠を取ってください。