くらし情報『生人形がお出迎え!…“エロ・グロ・退廃”がテンコ盛りの話題スポット』

2021年4月18日 11:00

生人形がお出迎え!…“エロ・グロ・退廃”がテンコ盛りの話題スポット

生人形がお出迎え!…“エロ・グロ・退廃”がテンコ盛りの話題スポット


生人形と同じ空間にいるのが、こちらの猫作品。暗い展示室で見るとけっこうギョッとします。声優の平川大輔さんがナビゲーターをつとめる音声ガイドを聞くと、この猫がときどき登場して、あやしい作品の背景なども教えてくれます。

エロティックで退廃的


生人形がお出迎え!…“エロ・グロ・退廃”がテンコ盛りの話題スポット


続く2章では、明治から大正にかけての作品が展示されています。

ここで注目したいのが、ラファエル前派の画家ダンテ・ガブリエル・ロセッティが描いた官能的な作品《マドンナ・ピエトラ》。マドンナ・ピエトラとは、イタリアの詩人ダンテ・アリギエーリの詩のなかに登場する人物で、自分に恋する者を石に閉じ込めてしまう冷酷な女性です。

このような美しくあやしげな女性は、西洋でファム・ファタル(宿命の女・魔性の女性)と呼ばれ、多くの芸術作品に登場。ラファエル前派などが描いたこれらの作品は、当時の日本の芸術家たちにも影響を与え、アートや文学作品に登場するようになります。

表面的な美に抵抗

生人形がお出迎え!…“エロ・グロ・退廃”がテンコ盛りの話題スポット


2章では、表面的な「美」に抵抗した作品も展示されています。

例えば、北野恒富の《淀君》は、豊臣秀吉の側室であった淀君が、落城寸前の大坂城で息子の秀頼を守ろうとしている姿を描いた作品。

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