2016年7月16日 20:00
あのグーグルも取り入れた! 幸せを掴む「マインドフルネス」とは
ストレスケアやひらめき力の向上を狙って、グーグルなどの世界的な企業も研修に取り入れているマインドフルネス。そのメソッドに精通している、浄土宗光琳寺副住職の井上広法さんと、マインドフルネス・ヨガ講師の山口伊久子さんが実践法を教えてくれました。
■マインドフルネスって何のこと?
→今この瞬間に心を寄せありのままを観ること。
井上:マインドフルネスは、ごく最近に考えられた新しいメソッドだと思われることがよくあるのですが、実は、2500年前に生まれたブッダの教えがベース。
山口:ヨガの根本の考えにも多くの点で共通するところがあります。
井上:その仏教やヨガが、原点に気づき始めたきっかけでもあるのが、マインドフルネスなんです。
山口:学会の定義は、「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」。
ありのままの今の自分に意識を向けることなんですよね。
井上:そう、現代社会は、情報が多くて、いつもあちこちに考えが飛んで、今がおざなりになりがち。けれど、今を重視することができれば、ここぞというときに最大限のパワーを注ぎ込める。世界の企業が目をつけているのも、そこなんです。