くらし情報『菅田将暉「個性がどんどん削がれていくようだった」 コロナ禍で抱えた悩み』

2021年5月26日 21:10

菅田将暉「個性がどんどん削がれていくようだった」 コロナ禍で抱えた悩み

確かに両角は殺人鬼ですが、殺人そのものよりも、山城が描く、漫画の殺人事件をリアルに再現することに興奮を覚え、もはやアートを共同制作している感覚でいる。常に山城のことで頭がいっぱいで、それって一種の純愛だと感じたんです。だから殺人鬼を好きになるなんてめちゃくちゃヘンテコだけど、それを演技の着地点にするのもいいのかなって思えました。ピンクの髪にグリーンのジャージー姿というスタイルも今までの殺人鬼にはなかったんじゃないかな。あれは僕がいつも油絵を描くときに着ているジャージーを細かく再現したものですが、飛び散った油絵の具のせいなのか、血糊でたくさん返り血をつけているのに全然目立たないんです。現場で偶発的に生まれた仕掛けですが、そのおかげで両角は捕まらずに、芸術のように殺人を楽しんでいくのがひとつの見どころだと思います。そして両角を演じたことで、Saoriの助言通り呼吸や目の動きなどの表情の引き出しが増えたと思う。早くライブで生かせる日がくるといいな。


すだ・まさき1993年2月21日生まれ、大阪府出身。ドラマ『コントが始まる』に出演中。8月公開予定の主演映画『キネマの神様』の主題歌「うたかた歌」

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