2021年7月8日 19:40
「100日目に色々ありましたから」ワニ映画化、上田監督夫妻が今だから言えること
上田監督なので、いまはふくだがいてくれてよかったなと本当に思います。というのも、「俺に日常が描けるのか?」と自分に問いかけていたくらいですからね(笑)。
ふくだ監督特に今回は、アニメだったからバランスがよかったというのもあったかもしれません。もしこれが実写作品だったら、おそらく上田のほうが圧倒的に強いので、そっちに引っ張られていたかなと。私のほうが強いアニメだったからこそ、うまくいった部分はあったといまは感じています。
―おふたりの絶妙なバランスがあって、生まれた作品なんですね。
ふくだ監督もしどちらかが単独で作っていたら、全然違うものになっていたと思うので、いまの形に仕上がったのは、2人だったからこそというのは間違いなく言えますね。―キャスティングも大きなポイントだったと思いますが、どのようにして決めて行かれたのでしょうか?
上田監督まず、ワニとネズミから決めました。
最初から「ワニは神木隆之介さんで」と2人の意見は一致していました。理由としては、ワニの持つまっすぐさやひたむきさ、ピュアさがぴったりだと思ったからです。ネズミには幼なじみとしての距離感が大事だと考えていたので、実際に仲の良い人から選びたいなと。