2021年8月14日 19:10
セットのこだわりがすごい! ドラマ『彼女はキレイだった』を支える“美術”の仕事
本棚や副編集長室など随所に飾られた『ザ・モスト』の表紙も、大石さんがデザインし作成。世界の最新ファッションを掲載する、一流モード誌らしいデザインに。
撮影用のアイテムを保管する衣装スペース。
「カラフルな衣装を隠すのはもったいないので、グリーンの仕切りで見せる収納風に」(大石さん)。某出版社に足を運び、イメージを膨らませたのだとか。
雑誌を飾る窓際の棚は、編集部イチの映えスポット。
『ザ・モスト』のバックナンバーを並べることで、編集部感を強調。「棚の後ろが窓になっていて、そこから照明を当てることで、朝昼晩の時刻によって変化していく編集部の様子がわかるようにしました」(大石さん)。窓、棚とレイヤー構造にすることで奥行きが生まれ、空間を広く見せる工夫も。
レトロな要素を取り入れたカフェスペース。
編集部員がひと息つけるスペースは、冷蔵庫などの家電類や白い棚もレトロなデザインのアイテムで統一されている。
「いま若者を中心にレトロブームが巻き起こっているので、トレンドに敏感な編集部として押さえておくべきポイントだと思い、小道具さんにお願いして揃えてもらいました」(大石さん)
デスクまわりでその人の個性を引き出す!
ビューティ班の編集部員のデスクは最旬コスメや美容機器が多数。