もちろん僕は、信念を持って自分の音楽を発信している人も、カッコいいと思いますし。いずれにしても、思い切りやりきることが大事。
――それはこういう取材や撮影、ライブにも言えること?
岡崎:はい。自分がイケメンじゃないことは理解してますが、それをわかってる上でカッコつけまくれば、それもそれでカッコいいと思うし、ライブでちょけてるのも…ちょけてるってわかります?
――標準語だとなんでしょう?
岡崎:調子に乗る、とかが近いかなぁ。で、ちょけてるときも、照れてたらお客さんに伝わるんですよ。だからどんなことでも、やる以上は恥を捨てて、全力でやる。
――なんだか、ご自身の存在や売り出し方に対して、非常に客観的なスタンスですね?
岡崎:一人っ子だから、ですかね。家に同年代の子がいないから、僕は逆に、自分に対して客観的になりがちだったのかも。
一方で一人っ子は一人遊びが多いから、必然的に何かを作る時間が増えますよね。で、親は作ったものを全面的に褒めてくれるんで、その快感を覚えちゃうんです。結果、“もっと褒めて!褒められたい~!”って強く思うようになる。それが僕の活動の根源ですね、今も。
◇おかざき・たいいく1989年生まれ、京都府在住。