2016年11月14日 20:00
トータス松本「メンドクサイ60代になりたい」 その理由は?
「曲はね、割とすぐに書けるんです。でもすごい1曲と普通の10曲ではえらい差や、と思う。このままだと普通の曲ばかりになりそうなので、すごい曲を書きたいと、ずっとあがいていますね。自分にしかできない日本のポップスとか、ブルース、ロックがまだまだある気がしていて。いろんなことで刺激されながら、新しいな、と思われるものを作りたい。でも音楽そのものから何かをもらうのではなく、いろんな表現からこっちに来るものを取り入れています。最近、宮﨑駿さんのドキュメントを観て、70代が苦悩しながら新しいものを生み出す姿に感動し、よっしゃまだ20年ある、まだまだ行けんなーって元気出ましたね」
来年ウルフルズはデビュー25周年を迎える。記念盤はベスト盤でなく、まっさらの新作を出すそう。
「節目の年ではあるけど、正直言って、今はイマイチ、ピンときてないんですよね。昔、RCサクセションの35周年ライブに出させてもらったんですけど、清志郎さんは『今がいちばんいいんだから、周年イベントとかやりたくない』と言われてて、当時はなんでー、スゴイことじゃないですか、と思ってたんやけど、今ならその気持ちがすごい分かる。何年だろうが関係ない、それがどうした、って感じがありますね、うん」