新川さん劇中、美月も言っていますが、つらいときには誰かに頼っても良いんです。自分の心にはウソをついて欲しくないと思いました。
ーー美月を演じて、共感したところは?
新川さんタイムスリップを経て現在に戻って来た美月が、5歳の息子に対して伝えたい想い「泣きたい時は、泣いていいんだよ」というセリフを読んだときに、泣くことや弱音を吐くことすべてが悪いことではないんだなと、少し気が楽になりました。
そういった部分が観てくださる方に伝われば嬉しいです。
ーー共演者の方とはどのようなお話を?
新川さん息子役の望月歩くんと一緒にいるシーンが多く、初日の朝から晩までほとんどふたりのシーンでした。親子という役どころでしたから、なるべく会話をするように心がけ、いろいろとお話をさせてもらいました。
望月くんは手足が長く、スタイルが良くて身長も高いので、世代の違いを感じました。「私の息子がこんなに素敵になったのか」と思いながら、演じました(笑)。
画材店で私がふざけるような態度を取るシーンでは、アドリブで「触っちゃダメ、ふざけているでしょ」といったやり取りをしてくださって。望月くんはとても真面目な方で、演技について監督と相談しながら、楽しいシーンもシリアスなシーンも真摯に取り組んでいらっしゃいました。