2022年9月2日 19:30
今井美樹「走れるうちは走ったほうがいい」ネガティブな気持ちに囚われない生き方
そのときにこれまで蓄えてきた自分の感性や経験、そして反省や学習したことをどう生かしていくのかにかかっているのかなと。でも、今年の4月で59歳になったときに気が楽になったんです。おそらく来年は還暦ということもあって、嫌でも周りから年齢を自覚させられる年になりそうですが(笑)。でも、その一歩手前の中途半端ないまが意外と快適だなと感じています。
―ananweb読者に向けて、20代や30代の過ごし方について、ぜひアドバイスをいただきたいです。今井さん私がその世代の頃は、仕事のために生きているようなところがあったので、「もっと勉強しておけばよかったな」とか「もっと体に気をつければよかったな」とかそういうことは山ほどあります。でも、振り返ると「走れるときに走っておいてよかったな」という気持ちです。やっぱりスタートダッシュできるときは、どこまで走れるかにチャレンジしたほうがいいのかなと。
いまだったら、スタートした途端に転んでしまいそうですから(笑)。
もちろん、私たちの頃とは時代が違いますが、子どもから10代になり、社会に出ていろんな経験を積んでいくなかで、「自分は何をしたいのか?」とわからないまま毎日を生きていくことがあるかもしれません。