2022年11月1日 18:00
男子バレーボール界の新星・髙橋藍「僕は今までにいなかったような選手になりたい」
だから最後までコートに立たせてもらえた。昨年はなかったその信頼を今回築けたことは、本当にプラスでした」
攻撃面で成長し、強みであるサーブレシーブは相変わらずチームを支えている。日本は6~7月のネーションズリーグで過去最高の5位となり、世界ランキングも11位から7位に上昇した。目指すものは明確だ。
「目標は’24年のパリ五輪でメダルを獲ること。あと2年で手が届くところまで来ていると感じています。そして、一人の選手として名を残せる、世界中に見てもらえる選手になることですね。僕は今までにいなかったような選手になりたいんです。
レシーブができて、スパイクが打てて、オールラウンダーとして高いレベルですべてこなせた上で、バレー以外の面でもSNSやメディアを通して、ファンの方々や子供たちへの発信にも力を入れる。子供たちが僕をきっかけにバレーを始めてくれたり、自分のようなプレーヤーを目指してくれたら嬉しい。誰もができることではないと思っているので」
21歳でそんなことまで…。視野の広さと意志の強さに驚かされる。その芯にあるのは、この言葉だ。
“勇気と信念が世界を変える”
アメリカの人気ドラマ『プリズン・ブレイク』の中のセリフで、この言葉を自身の核にしているという。