2017年7月27日 12:55
2発目:汚いものを魅力的に描く。23歳のアーティスト Kathmiが知った「何にも囚われずに、自身で自由な世界を創り出す手段」とは。│さとり世代が日本社会に起こす、半径5mの“ゆる”レボリューション
な生き方をしているKathmiもかつては自由ではなかったという。
生まれてから20年くらい辛かったので、これ以上辛いとかはないんじゃないかな。今は自由という選択肢を知って選ぶことができてる。
自由そのものよりも、「自由に生きていい」という選択肢に気付くこと自体に彼女は幸せを感じているという。7人兄弟の下から2番目。母子家庭で育った彼女は小さい頃から“社会”の中で生きてきた。7人の中でバランスを取りながら生きてきた故、今の彼女の深みがある。そして大学を中退し、アーティストとして起業をした。
大学を辞める前にメリットとデメリットを書き出した。メリットの方が大きかったので辞めた。起業をしたということはあまり意識していない。自分が好きでやっていたことが仕事になってきたのでその受け口をつくろうっていう感覚。「起業家」と世間では囃し立てられるが、彼女にとって起業とは「何にも囚われずに、自身で自由な世界を創り出す手段」でしかないようだ。
まわりと比べても仕方ない。大事なのは自分が持つ手札をどう活かすか。
彼女にも些細ながら「さとり世代」としての意識はあるという。
死ぬほど不幸ではないし、生きてはいけるっていう中で、周りはいつも自分より幸福そうに見えた。