2011年5月24日 19:38
エミリー・ブラント インタビュー 運命と意思――彼女が切り拓く人生は?
(Photo:cinemacafe.net)
もしも、あなたの人生で起こるあらゆる出来事が、第三者の意図で操られていたら?自らの意志で切り拓くべき“運命”が実はコントロールされているとしたら?映画『アジャストメント』は、20世紀最高のSF作家フィリップ・K・ディックの短編作品を原作に、“運命調整局”によって自らの人生が操られていると知った男の孤独な戦いを描いたサスペンス・アクション。マット・デイモン演じる主人公・デヴィッドが、「運命の書」の記述に逆らう形で手に入れようとするヒロイン・エリーズを演じるのは、エミリー・ブラント。公開中の『ガリバー旅行記』では王女様役を演じ、ジャック・ブラックと共にユーモアたっぷりのやり取りを繰り広げた彼女が、本作ではバレエに全てを懸けてきた美しきヒロインに。女優として輝かしいキャリアを築いてきたエミリーだが、彼女は自らの“運命”をどのように捉えているのか――?
バレエ団でのレッスンの中でヒロインの人物像をつかむ
エリーズを演じる上で、最初に彼女の前に立ちはだかったのがバレエ。そもそも監督はこの役のためにプロのバレリーナの起用を考えていたそうだが、オーディションとマットとのテストの末にエミリーの起用を決断。