2011年9月15日 20:03
杏、ジブリ愛を熱烈アピール! 「いつか仕事で関わりたい!」
(Photo:cinemacafe.net)
アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされたフランスのアニメーション映画『イリュージョニスト』のDVD&ブルーレイ発売に先駆けて9月15日(木)、都内で試写会が開催。女優の杏と三鷹の森ジブリ美術館館長の中島清文がトークショーを行った。
名作『ぼくの伯父さん』の監督ジャック・タチが生前、娘のために書き残した脚本をデビュー作『ベルヴィル・ランデブー』で一躍脚光を浴びたシルヴァン・ショメ監督が詩情豊かにアニメ化した本作。1950年代のパリ、そしてスコットランドのエディンバラを舞台に、時代遅れの老手品師と少女の交流を描く。
セリフのほとんどない本作だが、杏さんは「匂いや味といった“質感”を感じさせてくれた。セリフがないからこそ、これだけ世界中で受け入れられたのかな、とも思うし、こんなに伝わるものがあるのかも」とその世界観を絶賛する。
世界の優れたアニメーション、宮崎駿や高畑勲がオススメする作品を収める「三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー」に加えられることになった本作。3月26日に劇場公開されたが、震災の影響をものともせずヒットを記録した。
中島館長は「こういうときこそ本物の映画が観たくなるものなのかな、と思う」