2016年9月30日 21:00
【インタビュー】吉田羊&滝藤賢一が芸能スクープを巡り激論!?
やっているのか!」と興味深かったですね。実際、本物の張り込みの現場の様子の映像なども見せていただいたんですけど「こんなに手の内を見せていいのかな?」となぜか心配までしつつ(笑)。
――写真週刊誌に対してイメージは変わりましたか?
吉田:最初は二階堂ふみちゃんが演じた野火と一緒で「こんな仕事…」とか思ってたんですけど、演じる中で「なにがなんでもスクープ撮ってやるぞ!」って気持ちになってくるし、世間の反応を見て「自分は世の役に立っているんだ」なんて正義感まで芽生えてくる。それが原動力であり、大義名分にさえなってくるんですよね。映画の撮影が終わる頃には、私自身の感覚がちょっとすり替わっているのに気づいて怖くなりましたね。
――お金とか部数増加のためではなく…
吉田:お金に関係なく、自分がやったことが世の中を動かしたり、世間をあっと言わせたりする快感や興奮があるんでしょうね。理解したくないけど、ちょっと理解をしてしまったり…(苦笑)。
滝藤:そりゃ、撮られるよりも撮る側の方がいいですよね。
吉田:世間の「知りたい」という欲って底知れないもので、どんなに撮っても「その次が見たい!」ってなるんですよね。