くらし情報『【インタビュー】声優・三木眞一郎、“吹き替え”の魅力を語る!ロングインタビュー』

【インタビュー】声優・三木眞一郎、“吹き替え”の魅力を語る!ロングインタビュー

剥がれると、視聴者が吹き替えはダメだと思ってしまうんです。そうなると、原音と字幕でいいよという話しになるので、そう言わせないためのモノが本来の吹き替え作品のはずなんですよ。吹替版は日本人に対して、より分かりやすいはずなので、そのためにも向こうの役者さんの表情を拾って間違えないようにすることに、とても神経を使いますね」。

「例えばですけど、『ごはん』という言葉を『ういろう』という言葉に吹き替える場合、『ごはん』の『ん』で口をつぐんじゃうときに、『ういろう』の最後の『う』を伸ばしちゃうと、口をつぐんでいないからアウトなんですよ。でもセリフは変えられないので、そういうときには『ういろう』と言い終わった後に、音を引いて、飲み込むとか、そういうテクニック的なものがあるんです」。

「必要だと思われるところを、埋めていくことが重要だと思うんですよ。台本に息のマークが無くても映像をチェックして、息を吸い始めているなというのがしゃべり出しにあると、こっちも吸って、音を出しに行くか、吸って出すかで全然違いますからね」。こういうことが“剥がれない”ということの一つだと語る三木さん。
ここまで繊細で細やかな気配りをする理由を「お客さんを裏切らないことが一番大事ですから」

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