くらし情報『【インタビュー】声優・梅原裕一郎 吹替の魅力と難しさを再確認した『僕のワンダフル・ライフ』』

2017年9月25日 16:30

【インタビュー】声優・梅原裕一郎 吹替の魅力と難しさを再確認した『僕のワンダフル・ライフ』

だから、いままでこういった作品を観てこなかったのって、損していたんじゃないかな?って思いました」。

梅原さんが演じる“10代”のイーサンは、高校のアメフト部で将来有望な選手として活躍し、かわいらしいガールフレンドもいる、明るく優しい青年だ。そんな、表向きには完璧に見えるイーサンだが、家庭では両親の不和に悩み心を痛める様子がベイリーの視点を通して描かれる。

『僕のワンダフル・ライフ』(C) 2017 Storyteller Distribution Co., LLC and Walden Media, LLC
「イーサンはスポーツもできるし、友だちも多いし、ペットは大事にするし、本当に完璧なんですが…お父さんとの確執みたいなものがたぶん彼の弱点であり、いちばん触れてほしくないところなんだろうなあと思いました。そういった…表面上は明るいけれど、若干の影があるっていうのがすごいリアルで、共感できましたね」。

梅原さんの言うイーサンの“影”の部分は、物語を通して徐々に色濃くなっていき、それでも変わらず愛を注ぎ続けるベイリーとのやり取りが本作の見どころのひとつとなるのだが、そういった感情のグラデーションを梅原さんはどのように表現していったのだろうか。「最初のアフレコのときに僕はその“影”の部分を考えすぎてしまったようで、『ちょっと暗い』とディレクションをいただいたんですね。

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