2019年3月26日 07:45
【インタビュー】作品との出会いを大切にしたい――役者コリン・ファレルの挑戦
とのこと。さらに、「長男のジェームズは僕の作品をいろいろ見られる年齢になった。次男のヘンリーには『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』を見せたけど、“なんでパパが悪役なの?僕は悪者と暮しているの!? ”と嘆いていた(笑)」そうだ。では、「いろいろ見られる年齢になった」という長男は近年のダークな出演作も見ている?と確認すると、「いや、それは見せていない」。引いておくべき一線というものがあるそうだ。
「彼らが何歳になっても、見せる心の準備はできないかもしれない。『聖なる鹿殺し』なんて、同世代の友人たちでさえひるんでいたから(笑)」。
挑戦は続く「自然な出会いを大切にしたい」
オチに使われてしまった『聖なる鹿殺し』から『ダンボ』まで。
長い俳優生活の中で様々な挑戦をし尽くしたようにも思えるが、「やりたいことはまだまだ尽きない」と断言する。
「作品ごとに違った問いを投げかけられるのが俳優業の面白いところだからね。もちろん、どの役を演じるときも変わらないプロセスはある。どんな人生哲学を持つ役か、どんな背景を持つ役か。それを探る作業は同じだけど、その先に役ごとのユニークな挑戦が何かしらある。