2009年6月26日 00:14
深い愛に包まれた大人の女性を体現 長澤まさみが語る「雰囲気で伝える」こと
「自分も凉子みたいに考えすぎてしまうところがある」と共感を口にする長澤さんだが、凉子という役を演じることは自分自身を見つめる作業となった。
「人それぞれ違うと思いますが、悩んだときの出口というのは誰かに気づかせてもらわないとなかなか見つからないと思うんです。凉子にとっては、それを教えてくれるのがお母さんであって。この作品で思ったのが、誰かに寄りかかることは生きていく中で大事なんだなということでした。大人になっていく中で、私自身、何でも自分で出来なきゃと思っていたんですけど、いろんな人の意見を聞いて成長していかないと、どんなことも前に進む道はないし、出口も見つからないと思いました」。
ちなみに、自身が落ち込んだときの解決法は…?
「最近車を買ったので、落ち込んだときは運転してます。本当は落ち込んだときは運転してはいけないって教習所で習ったんですけど(笑)」。
時折あどけない笑顔を見せながらも、真剣な眼差しで慎重に言葉を選んで話す長澤さん。
最後に、22歳の胸に秘める“女優”としての覚悟を語ってくれた。
「どんな作品も、そのときにしか出せない自分の力を出すだけで、そのときに“もっとこうやれば良かった”という反省や欲はいっぱい出てくるんですが、そういうのがあるからこそ次もまた頑張ろうと思えます。