くらし情報『カンヌ&アカデミー賞で旋風巻き起こした『レ・ミゼラブル』監督、細田守と対面』

2020年2月17日 20:40

カンヌ&アカデミー賞で旋風巻き起こした『レ・ミゼラブル』監督、細田守と対面

そのうちの1本が間違いなく『レ・ミゼラブル』だった」と太鼓判を押していた。

細田守監督「僕らがどうするべきか突きつけてくる」

モンフェルメイユで生まれ育ったラジ・リ監督は、本作を作る上で「ここに暮らす子どもたちの未来はどうなるんだろうという思いが強かった」そうで、「実際、健全に機能していない社会で、最初に犠牲になるのは子どもだから、社会や教育がいかにあるべきか考えている。それに僕自身が10歳の頃、警察から職務質問を受けた記憶も根強く残っている」とも。映画には、現地に暮らす演技経験ゼロの子どもたちを起用し「すばらしい演技を見せてくれて、誇りに思っている」と胸を張った。

細田監督は「子どもたちの存在がカギを握る点は、僕の作品と共通している」と分析し、「社会派の作品で、ここまで子どもたちのリアリティを描いた作品はあまりないはず。それがとても感動したところ。僕らがどうするべきか突きつけてくる」。また、ハードな中にコミカルな要素を含む作風について「(北野武監督の)『その男、凶暴につき』を思い出したり、いろいろな切り口で楽しめる。
観終われば、タイトルも腑に落ちる」と語ると、ラジ・リ監督も大いにうなずいていた。

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