2009年9月8日 15:27
人気モデルから期待の映画デビュー 伽奈が語る『かもめ食堂』スタッフ新作『プール』
とても人気のある作品のシリーズだったので、もちろん嬉しかったんですが、緊張や不安の方が大きくて。ロケ先のタイに出発する前の晩は、一人で『も〜うダメだ!全然できない気がする…』って、本当に大変でした。ほとんど寝られませんでしたね。演技をすることがまず不安で、次にこの映画の中に自分が溶け込めるのかっていうのも不安で」。
だがスクリーンに佇む伽奈さん演じる“さよ”は、至ってナチュラル。「何も(役を)作らずに体ひとつで、そのままで来てくれって監督やプロデューサーからは言われてました。でもやっぱり不安で…」と言いながらも、自由奔放に生きる母・京子(小林聡美)への複雑な想いを、時に不器用に時に繊細に演じてみせた。劇中、徐々に心を開いていくさよだが、「ほぼ順撮り(※映画のストーリーと同じ順番で撮影が進むこと)でした」という撮影の成果か、伽奈さん自身の緊張も次第にほどけていったとか。
「私はタイ自体、初めて行ったので、(ロケ地の)チェンマイももちろん初めて。だからほかのタイの都市とは比べられないんですが、すごくいい所だなぁって。朝夜は涼しくて、昼間は暑いんですが、風通しのいい暑さなので不快じゃないというか…。