くらし情報『映画から学ぶ「#Black Lives Matter」運動の重要性 “いま”こそ観るべき映画5選』

2020年6月5日 12:00

映画から学ぶ「#Black Lives Matter」運動の重要性 “いま”こそ観るべき映画5選


これまでにも数々の映画やドラマで描かれてきた人種差別とその抗議活動。その理解の手助けになる、“いま観るべき”映画を5作品をピックアップした。

『ドゥ・ザ・ライト・シング』ラブ&ヘイトが交錯するブルックリン

そもそも「Black Lives Matter」と名づけられた抗議活動は、2013年フロリダ州で起こった黒人の高校生射殺事件をきっかけに生まれ、広がったもの。だが、“決して”そこが始まりではない。今回の事件で名だたるセレブたちが次々にSNSでコメントを述べる中、スパイク・リー監督は自身が初めてアカデミー賞脚本賞の候補となり、注目を集めるきっかけとなった1989年の映画『ドゥ・ザ・ライト・シング』のシーンを使用した短い動画「3 Brothers-Radio Raheem, Eric Garner And George Floyd.」をSNSにアップした(※注:当該映像には実際の事件の様子が含まれる)。

“3 Brothers”の最初の人物Radio Raheem/ラジオ・ラヒームは、『ドゥ・ザ・ライト・シング』で白人警官によって警棒で窒息させられたキャラクターだ。うだるような暑さが続くブルックリンの黒人街を舞台に、リー監督自らピザ屋で働くアルバイトのムーキーを演じた本作は、住人たちの日常の姿を生々しく描きつつ、街に暮らす黒人たちとイタリア系、ヒスパニック系、韓国系それぞれに鬱屈したヘイト感情が表面化していく様もつぶさに捉えた。

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