思春期の性と青春の刹那を捉える…エリザ・ヒットマン監督のデビュー作公開決定
ベルリン国際映画祭・銀熊賞(審査員グランプリ)受賞作『17歳の瞳に映る世界』がまもなく日本公開されるエリザ・ヒットマン監督の長編デビュー作『愛のように感じた』が、8月14日(土)より公開されることが決定した。
本作は、ブルックリン郊外を舞台に、思春期の少女の性と青春の刹那を捉えた物語。いま世界で最も注目を集める女性監督の1人、エリザ・ヒットマンが瑞々しい感性と斬新な演出法でアメリカの青春映画の系譜に新たな1ページを刻んだ。
まだあどけなさの残る14歳のライラは、経験豊富な親友のキアラとそのボーイフレンドのパトリックと共にビーチに遊びに出かける。そこでライラはタトゥーの入った年上のサミーにひと目で心を奪われる。サミーが「誰とでも寝る男」だと知ったライラは、あらゆる口実を作ってサミーに近づこうとする。ところが、背伸びして嘘を重ねるうち、ライラは思いもしなかった状況に陥っていく…。
長編映画では、一貫して10代のセクシュアリティを主観的かつ詩的に切り取り、内面化された感情を探求するヒットマン監督。
一方で、ドキュメンタリー的手法とも一線を画し、スロモーションやクローズアップを多用し、感情の解放をもたらすことに重点を置いている。