くらし情報『ファンタジーの中の高橋一生、演劇のような「6秒間の軌跡」から「岸辺露伴」まで』

2023年2月18日 12:15

ファンタジーの中の高橋一生、演劇のような「6秒間の軌跡」から「岸辺露伴」まで

花火作りを実際に体験し「細かい緻密な作業は嫌いではなかった」と自身でもふり返っていた。

ファンタジーの中の高橋一生、演劇のような「6秒間の軌跡」から「岸辺露伴」まで

そして、星太郎が9歳のときから23年間、2人で花火と向き合ってきて「一番の変化が親父が死んだこと」というくらい二人三脚だった父子。それがいまや、橋爪さん演じる航は神出鬼没の幽霊(?)となって時々、星太郎の前に現れる。

2人の口ゲンカは絶えることなく、ひかりの同居話に「落ち着いてくださいよ」「お前だよ」という絶妙なツッコミ合いもこの父子ならでは。かと思えば、ひかりのために上げた花火には「いい花火だった」とストレートに褒めてくれる温かさがあり、「(今度は)突然いなくなったりしないでくれ」と星太郎のほうにも、ふと本音がこぼれる瞬間がある。

しかも困ったことに、幽霊(?)の航と謎多きひかりは、彼女にその姿は見えずとも何だか気が合うところがある様子。「(航のことが)見えてんの? 聞こえてんの?」「見えてませんし、聞こえてません」というやりとりが、星太郎とひかりの間で繰り返されていく。


ファンタジーの中の高橋一生、演劇のような「6秒間の軌跡」から「岸辺露伴」まで
「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」5話より
そのひかりは、不思議と本質を突いてくる。第4話では本作のタイトルである6秒間とは、4号玉の花火が打ち上がってから開き終えるまでの時間ということが、彼女の問いから判明した。

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