くらし情報『メリットは"高速化"だけじゃない? 話題の「キャリアアグリゲーション」ってどんな技術?』

2014年7月24日 08:00

メリットは"高速化"だけじゃない? 話題の「キャリアアグリゲーション」ってどんな技術?

LTEの道路の幅(搬送波)は5MHzごとになっており、5MHz幅だと下り最大37.5Mbpsという理論値になる。10MHz幅(2車線)なら75Mbps、15MHz幅なら112.5Mbps、20MHz幅なら150Mbps……といった具合だ。

この搬送波が「キャリア」だ。アグリゲーションは「集約」といった意味で、搬送波を集約し、1つの搬送波に見立ててデータを送信する技術、というのがCAとなる。

通常、周波数は連続して隣り合ったものを搬送波として利用する。連続した周波数で下り速度150Mbpsを実現するには20MHz分を確保しなければならないが、携帯事業者に割り当てられる周波数は有限で、20MHz幅を確保できるとは限らない。また、LTEの仕様上は20MHz幅までが規定されており、逆に言うと「40MHz幅を使って下り300Mbps」といった使い方は想定されておらず、将来的にさらなる増速化が難しい。

CAでは、周波数が連続している必要がない。
これまでは「800MHz帯の連続した20MHz幅」といったように、同じ周波数帯である必要があったが、CAでは別の周波数同士を1つの搬送波として見立てることも可能になっている。

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