くらし情報『キャリアななめ斬り! (29) 「私、失敗しないので」 - "外の人"へ向かう組織人の憧れとは』

2014年10月16日 13:33

キャリアななめ斬り! (29) 「私、失敗しないので」 - "外の人"へ向かう組織人の憧れとは

というドロドロした世界の「中の人」として、時に屈辱を受け、耐え忍びながら、最後まで立ち振る舞い闘い続ける。

一方、「ドクターX」の大門未知子は、「医師免許を必要としない雑務は一切しない」というアウトサイダーとしての立場で、組織や組織に阿る者たちに対して、終始一貫、立ち向かう。

日頃、ビジネスマンは組織の中にいる。誰もが多かれ少なかれ人間関係や組織のしがらみに気を使う。そして、半沢直樹のように我慢や苦しい思いをすることが少なからずある。その「痛み」に視聴者は共感を覚えるのだろう。高度な医療技術を持ちながらも、フリーランスとして「一匹狼」を貫くアウトサイダーの大門未知子にとって、そもそも組織のしがらみや権力闘争は関係ない。「私、失敗しないので」「いたしません」といった、組織内にいては(仮にどんなに言いたくても)決して言えない一言が言い切れてしまう。
この一言が言いたくても言えないのが組織の「中の人」にとっては、この歯切れの良さに、ある種の「憧れ」を感じるのではないだろうか。

実際に銀行や病院の内部がドラマで描かれるようなドロドロした世界なのか、私には分からないが、組織の「中の人」である半沢直樹と、「外の人」

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