くらし情報『何もない空中に立体映像が! - 未来館が空中描画装置の公開デモを実施』

2014年10月25日 11:00

何もない空中に立体映像が! - 未来館が空中描画装置の公開デモを実施

3Dだけでなく2Dももちろん描画可能だ。この空中描画技術にさらなる磨きをかけて性能の向上に加え、今回は車載できるほどの小型軽量化を実現したことから、デモが実施されたというわけである(画像4)。

今回の空中描画装置はレーザーによるプラズマ技術を応用したもので、空気以外には何もない空中にプラズマによる発光点を生成し、それをドットとして多数出現させ、それに加えて残像も利用することでヒトの眼に静止画や動画を見せているというものだ。最初は10cm程度の範囲の中で光らせることからスタートし、30cm、1mという具合で範囲を拡大していき、現在は最大で10mの高さ、6m四方までは描画が可能だという。今回のデモは、車のルーフから2~3mの高さ、範囲としては3~4m四方というスペースでの描画が行われた。

装置に使われているレーザーは、1kHzの赤外線パルスレーザービームで(ただし、今回のデモでは500Hzのものを使用)、それをレンズなどの光学系を用いて絞り込んで任意の空中の1点に集光させるところがポイントだ。そして、空気分子にそのエネルギーを吸収させてイオン化させるのである(画像5)。イオン化した空気分子はすぐに元の状態に戻ろうとし、その再結合する際に強力な「プラズマ発光」

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