2014年12月29日 10:00
iPhoneは拡大、機能も拡張されたが…… - 2014年のスマホを言い表す一字「拡」
だが、無ければ無いなりにやりくりするのが人間というもの。ユーザー辞書をコツコツ育てたり、通知センターを使ったランチャーや外部のクラウドストレージ対応のアプリを組み合わせるなどで、それなりに必要な作業をこなせるような環境になっていた。
ここへ来てそれらの迂回を経ずとも出来ることが増えたわけだが、後付けされた新機能というのはなかなか身に付かないものだ。ウィジェットを登録したアプリも存在を忘れてホーム画面から起動したり、長年使い込んだキーボードの使い勝手と微妙に違うところで小さなストレスになったりして、せっかく導入してもあまり使わずに元に戻ってしまう。クラウドに至ってはこれまでの資産を移動する手間を惜しんで未だに試すこともしていない。今年のジャイアントな拡張による効果は、今の段階では判断しかねる状態だ。
もし、使い方が固定されるiOS 5や6あたりの段階でこれらを開放してくれていたなら、もっと慣れることができたのだろうか。あるいは、ここまで来たらむしろ解放せずに不可侵を貫いた方が良かったのだろうか。
●拡充
○拡充
今年9月、iPhoneのSIMフリー端末が日本のApple Storeで公式に販売開始されたことで、発売日に店頭で大きな混乱が起きた。