2014年12月29日 10:00
iPhoneは拡大、機能も拡張されたが…… - 2014年のスマホを言い表す一字「拡」
が、今にして思えばiPhoneとiPadを足して二で割ったデバイスとして6 Plusという選択肢もアリだった。固定電話の受話器から発生した携帯電話の形状は、もはや「電話」というものに対して抱く先入観でしかない。普段はほとんど電話として使っていないくせに、選ぶ時だけ「電話」として見てしまうのは今回で最後にしようと思う。
●拡張
○拡張
AppleはiOS 8において、サードパーティ製アプリにキーボード/ウィジェット/iCloudドライブへのアクセスを許可した。6月に行われたWWWCでティム・クックが「これまでで最もジャイアントなリリース」という言葉で表した、開発者に向けた自由度の拡張だ。
実際にiOS 8がリリースされると、満を持してというべきか、期待されていた日本語キーボードが登場し、ウィジェットアプリやiCloudドライブ対応へのアップデートも増えていった。だが、個人的には今のところこれらの新しいアプリを十分に活用できていないと感じている。
Androidと比べて、キーボードは純正のみ、通知センターは使えるがウィジェット的な役割は一部のApple公式アプリのみ、ファイルの扱いが不自由……というのがiOSの枷になっていた部分であることは確かで、筆者も両方使ってみてそれを実感していた。