2020年12月21日 17:00
白石和彌監督、日本映画界「変えていきたい」『孤狼の血II』撮影前にハラスメント講習
映画『孤狼の血II』(仮)が9月にクランクインを迎え、全キャスト・スタッフを集めたリスペクト・トレーニングを実施した。
同作は第69回日本推理作家協会賞受賞、『このミステリーがすごい! 2016年版』国内編3位に輝いたベストセラー小説の実写映画化作。数々の映画賞を総なめにした、白石和彌監督の映画『孤狼の血』の続編となる。
先日撮影を終えた同作だが、実はクランクイン前にリスペクト・トレーニングが行われていた。日本では主にNetflix製作の作品で実施されているもので、約1時間にわたり、「差別」や「パワーハラスメント」「セクシュアルハラスメント」の定義や、受けた場合の対処法などが説明される講習。今回の講習は職場でのハラスメント対策をサポートしてきたピースマインド株式会社によるもので、実際に撮影現場で問題が発生した場合の対処方法なども資料とともに解説された。
この試みは、白石監督が「みんなが楽しい、働きやすい環境で映画を作りたい、という思いが強く、リスペクト・トレーニングを『孤狼の血Ⅱ』(仮)の撮影前に全員で勉強したい」と東映に提案したことにより実現。日本における映画会社としては今回の『孤狼の血Ⅱ』(仮)