2021年2月27日 12:00
井手上漠、ジェンダーレス告白で「キラキラした毎日に」 母の言葉を胸に「ありのまま生きています」
ありのままの自分ではいられず苦しい日々が続いたが、中学2年生のときに母親から「ありのままで生きなさい」と言われ、ありのままで生きることに。
「母が味方なら怖くないと思い、そこからはマナーは守りながら、なんでもかんでも自由に、どこまでも自分を貫くという意志を持って生きてきました」と生き生きと語り、「それまでは無口で、自分のことを話すこともまったくできませんでしたが、そのときから自分の意見を言えるようなりました」と、大きな転機となった。
ジェンダーレスであることをカミングアウトし、ありのままで生きた高校3年間は毎日キラキラ輝いていたという。「弁論大会で全国2番になって認められてから、いろんな人と関わることも増えたし、いろんな人に自分を理解してもらって、多様性が認められてきたなと。私が自分の考えを発表したことで、私のような人も普通だという風になりつつあり、自分がしたことは影響があったんだなと自信がつきました。自信がつくとすごくキラキラした毎日になり、高校生活はたくさん友達ができたし、今までの私からは想像できないような学校生活に。人生大逆転という感じで楽しませていただきました」とうれしそうに話した。