くらし情報『東京都・池袋で「世界名作劇場展」-一般初公開の制作資料や原画など展示』

2015年6月26日 11:51

東京都・池袋で「世界名作劇場展」-一般初公開の制作資料や原画など展示

レイアウト原画30点が一般初公開される。また、アニメを制作する最初の段階で、その物語の世界観、キャラクターの見た目や性格など、制作スタッフが共有するために描かれた貴重な「イメージボード」も展示される。特に、宮崎駿・高畑勲をはじめ数多くのアニメーターたちに影響を与え、「アニメーションの神様」と称される森やすじによる「フランダースの犬」、「シートン動物記」のイメージボード、「あらいぐまラスカル」「みつばちマーヤの冒険」の監督である遠藤政治による初期のラスカルやマーヤのスケッチは必見ということだ。そのほか、「世界名作劇場」に登場する世界各地のさまざまな国や地域を描いた背景原画の中から、「赤毛のアン」、「ふしぎな島のフローネ」、「みつばちマーヤの冒険」などを担当した井岡雅宏、「母をたずねて三千里」を担当した椋尾篁、「ロミオの青い空」を担当した川口正明を中心に、美術監督の背景画が多数展示される。

また、会場では、「赤毛のアン」のシーンに登場する「アンの窓辺」を実寸で再現しており、記念撮影をすることができるようになっている。また、7月4日から公開される映画『シンドバッド 空とぶ姫と秘密の島』の告知映像をはじめ、これまで日本アニメーションが手がけた企業CM、キャンペーン映像など、短尺ながらも温かみのあるストーリーが好評を博した、今では見られない貴重な映像も一挙に上映されるということだ。

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