2015年7月16日 11:00
「字が汚い!」と言われないためのペン字講座 (6) 思い通りの線を書く
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署名、メモ、手紙…パソコンがどれだけ普及しても、私たちは「手書き」から逃れることは困難です。とすれば、誰もが「少しでも字をキレイに書きたい」という思いを隠し持っているのではないでしょうか?
この連載では、ペン字講師の阿久津直記さんに「そもそもキレイな字とは何か?」から、キレイな字を書くために覚えておきたいペン字スキルまでご紹介いただきます。
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さて、文字を書く環境が整い、その目的を立て、準備運動まで整いましたので、ここからは実際に"書く"ステップに進みましょう。
○明確にイメージできる図形を、完璧に書く
いま、自分の名前をいきなり練習しようとしたあなた! ちょっと気が早いですね。
国語の中で書写、つまり字を書くことは一番最後。まずは知ることから始まります。字の形を知り、読めるようになり、最後に正しく書く、という3ステップ。漢字を覚えるために何度も同じ漢字を書く、というのは、書写とは違うわけです。
それでは、私たちが最も正確に、誰もがイメージすることのできる図形、正方形・正三角形・円をカンペキに描いてみましょう。