2015年7月16日 11:00
「字が汚い!」と言われないためのペン字講座 (6) 思い通りの線を書く
・正方形・正三角形は1辺が2cm、円は直径2cm
・できるだけ太いボールペンで
・線の太さは一定
・筆圧をしっかりと、強めにかける
この条件で描いてみます。
ちょっとでも直角でなければ、60度でなければダメですし、線がゆがむ、線の最後が細くなる、もNG。頂点の一方の辺が突き出すのももちろんダメですね。
○なぜこんなことをするのか?
それは、文字を書くときも同じだからです。「この線はここまで伸ばそう」と考え、書きます。そのイメージは、正方形に比べ複雑ですし、そもそも明確な形がイメージしづらい。だから字がキレイに、上手く書けないのです。
○それがあなたの、今の『丁寧』
この図形をカンペキに描く体験、私はセミナーや研修で一番最初にやっていただきます。
目的は、自分自身の「丁寧」を知っていただくため。よく「丁寧に書きましょう」という先生がいますが、力量、性格、癖などは十人十色。丁寧が共通ではありません。そこで、誰もがイメージできる図形を描いてみるのです。デッサンのように薄く、筆圧もほぼかけずに書く方もいれば、明らかに長方形になっている方など。慣れてくると、辺が1度傾いただけで違和感を感じるようになります。