2015年8月4日 06:00
「VAIO Pro 13 | mk2」ロードテスト 第3回 マルチディスプレイ編
また現在販売されているプロジェクタについても、価格の安いエントリーモデルではHDMI端子に非対応のものもある。
自社の機材はすべてHDMI端子に対応していたとしても、外出先の環境ではHDMI非対応の機材が使われていることもある。実際に筆者も取材時、そのような場面に何度か遭遇した。HDMI端子しか搭載していないノートPCではD-Sub端子に変換するアダプタが必要となるのだが、機材を余計に持ち歩くのは面倒であり、またアダプタを忘れてしまうことも少なくない。そのような理由から、いまだにD-Sub端子の需要があると思っている。
ちなみに、2010年にインテルとAMDは、2015年までにD-Sub出力のサポートを終了すると表明している。それ以前に、VESA(PC向け映像機器の業界標準化団体)も2009年にD-SubとDVIについて2014年をメドに廃止すると表明にしたにも関わらずいまだ使い続けられていることを見ると、もうしばらくはD-Sub端子の搭載は続きそうだ。
●D-SubとHDMIで3画面環境を試す
D-Sub端子はイザというときに役立つ頼もしいインタフェースなのだが、普段はあまり使っていないという人も多いだろう。