2015年8月10日 16:41
マツケンと犬山城が合体!? 強烈な広告ビジュアルの正体は?
昨今、激化している「ご当地プロモーション合戦」。そこに強烈な一石を投じた愛知県の観光キャンペーン「モノスゴ愛知でマツケン」をご存じだろうか。キャンペーン名だけでも内容(というか、登場人物)は分かるものになっているが、まずはご覧いただきたい。
風光明媚な観光地やご当地グルメのキレイな写真と、マツケンこと俳優・松平健氏をなぜか対比させていて、1発ならまだしも同様の構成のものを数多く制作している。すでに駅構内などでポスターを見かけた人もいるかもしれないが、Webであれ紙媒体であれ、一度見たら忘れられないインパクトがある。
観光誘致のキャンペーンとしてはやや異色なこのキャンペーンについて、広告ビジュアルを手がけた電通中部支社 クリエイティブディレクター・尾崎敬久氏にお話を伺った。
――一般的な名所紹介のアピールだけではなく、マツケン(松平健氏)と対比した広告クリエイティブを展開したのはなぜですか?
観光誘致の場合、きれいな観光名所の写真があれば表現は成立する、と考えがちですが、今は生活の中に広告が溢れています。そんな中、人を振り向かせるためには、強い表現のフックとユーモアセンスが必要不可欠だと考えました。