2015年8月21日 19:35
IDF 2015 - IoTへの取り組みを一挙に紹介、極小モジュール「Curie」や次世代メモリ技術「3D XPoint」のデモも披露
これは、音声発生までの遅延を最小化したもののようだ。デモは、鍵盤を表示したソフトウェアで、音が鳴るまでの時間を見せるものだが、Android Mでは音が出たのに対して、Lollipopのほうでは音が出ず、比較することはできなかった。
Androidのオーディオシステムには、音声データのパスにLinux由来のALSA(Advanced Linux Sound Architecture)やAudio Flinger(ミキシングやボリュームなどを制御する)などがある。このあたりで10ms程度の遅延が発生していると言われている。おそらくは、この部分を改良するなどして遅延を小さくしたのだと考えられる。
○Intel Realsenseカメラの活用を推進
次にクルザニッチ氏は、Intel Realsenseカメラを内蔵したスマートフォンのプロトタイプを見せた。これは、GoogleのProject Tangoに対応したスマートフォンだ。Project Tangoは、現実世界を3次元モデル化するもので、そのために専用の機能を持ったスマートフォンを使う。
現実世界の3次元モデル化には、奥行き方向を検出できる機能が必須となるが、Realsenseカメラは、赤外線を使って奥行き情報を得ることができる。