2015年8月31日 11:00
時計バンドをスマート化する、ソニーの新プロジェクト「wena」 - 西田宗千佳の家電ニュース「四景八景」
の仕組みを活用
機能面で気になるのは、やはりFeliCaとしての利用だろう。現在のwenaは、FeliCa部分の機能に、NTTドコモの「おサイフケータイ ジャケット01」と同じソフトウエア・フレームワークが使われているという。
おサイフケータイ ジャケット01は、FeliCaとBluetoothを内蔵したカードサイズの機器。iPhoneのようにFeliCaを内蔵しないiOS機器で、FeliCa決済を実現するものだ。iD・QuickPay・ヨドバシカメラゴールドポイントカード・ANA SKiPサービスに対応しており、今後、楽天Edyへの対応を予定している。
形状こそ異なるが、wenaは同じ仕組みを使うため、これらのFeliCa対応サービスに対応する予定だ。小型かつステンレスのボディで非接触IC機能を実現するため、アンテナなどはソニーがwena向けに独自開発を行い、ソフトとサービスの部分は、フェリカネットワークスが開発しているおサイフケータイ ジャケット01のものを使っている、という形になる。おサイフケータイ ジャケット01と同じ仕組みであるということは、現時点では、もっともニーズの大きなFeliCa系サービスである交通系決済、例えばSuicaには対応していない、ということでもある。