2015年10月9日 09:00
女性にも加齢臭はあった! "カビの生えた古本のような"臭いをどう防ぐ?
「加齢臭」といえば、おじさんの臭いを想像する人は多いだろうが、女性にも加齢臭はあることをご存じだろうか。加齢臭はどんな臭いで、何歳から気をつけるべきか、そして適切なケアについて、ライオンのヘルスケアマイスター・山岸理恵子さんにお話をうかがった。
○男女の加齢臭のメカニズムは一緒
年齢とともに臭ってくると言われている「加齢臭」。そもそも、加齢臭とはどのようなものなのだろうか。
山岸さんは、臭いの特徴を「カビの生えた古本のような、ホコリっぽい臭いと言われることがあります」と表現。そして、「一般に加齢臭と呼ばれている臭いは、『ノネナール』が原因で発生します。この成分はパルミトレイン酸が過酸化脂質により酸化されたときに生まれるものです」とメカニズムを説明する。
40代になる頃から皮脂腺の中に不飽和脂肪酸のパルミトレイン酸が増え、また体内で活性酸素が発生しやすくなるため、過酸化脂質も増加する。
その2つが反応すると、加齢臭の原因とされるノネナールが発生してしまう。男性は女性よりも皮脂が多いため、加齢臭は男性特有のものと考えられがちだが、女性も同じメカニズムで発生するという。
一般に、加齢臭に気をつけたい年齢は40代後半以降といわれている。