山田涼介、岡田准一は“超越した”存在「勝てない」「感謝しかない」
――現場に入る際に緊張されていたとのことですが、何に緊張を?
岡田さんと原田監督の存在です。やはりお二人がいるだけで、現場が締まります。命のやりとりをしている作品なので、緊張感というのは常にあるんですけど、岡田さんと原田監督のやりとりを見ていると、さらに一気に緊張感が走ります。僕は知らなかったのですが、実は原田監督は台本通りじゃなくてもいい監督だったんです。自分から生まれるものを大切にしてくれる人でもあった。それを求められているのが分かったから、より緊張していたのかもしれません。アドリブを入れろとかそういうことではないんですが、動きひとつ、目の動かし方ひとつにしても、自由にやらせてくれるからこそ、沖田は僕に委ねられているんだという感じがすごくして、ドキドキしました。
――原田監督のもとで、俳優として新たな面を引き出してもらったと感じた部分はありますか?
どの作品も毎回違う役なので、新しい部分を引き出してもらえていると思っていますが、原田監督に関しては、すごく怖いし厳しい人だと思われていると思うんですけど、僕はすごく温かい方だと感じました。
常に映画のことを考えて、役者のことを考えて発言している。