2021年10月24日 10:00
柴咲コウ、芸能活動の光と影「私の長所でもあり短所」「偽りたくない」
人から言われることもあります。一番興味があるのは、物の理(ことわり)についてかな。プランターの土の配合とか。レモンの木にハエが卵を産んで、葉っぱが腐っていくんですけど、なぜこうなるんだろうと探ったり。些細なことが気になりますね。もともと自然科学的なものにはずっと興味がありました。だけど、お芝居の仕事をずっとしてきて、おろそかにしてきてしまった。去年、緊急事態宣言という初めての体験をして、いろいろ思っていたままだったものを実際に行動に移せました。
――どんなことをされたのですか?
農業です。動画でも配信しているのですが、実際に土を耕すところから始めました。都合主義はもうやめようと。いい分岐点だったと思います。
○■今は社会の仕組みをみんなで作っていく時代
――柴咲さんの、仕事人としてのポリシーを教えてください。
自分の湧き上がる思いというのは偽れないし、偽りたくない。そこは追求していきたいと思っています。好奇心に基づいて。
――現在はご自身の思っているところへ進めている感覚ですか?
そうだと思います。
――本作のお雪を「凛として生きる女性として素直に表現できれば」とコメントされていました。