柴咲コウ、芸能活動の光と影「私の長所でもあり短所」「偽りたくない」
柴咲さんの生き方とも共鳴しそうですが、柴咲さんの思う「凛として生きる」とは?
やはり物の理を知るということですかね。なぜこの社会の仕組みのなかで生きてるんですか? と問うたときに、「そういう仕組みなんだからしょうがないじゃないですか」と答える人が多いと感じるんです。でも私は、なんで作るほうに回ろうとしないんですか? と言いたい。もうみんなで作っていく時代ですよね。それが凛として生きるってことかなと思います。
――ありがとうございます。最後にメッセージをお願いします。
こういう時代だからこそエンタメが必要だと2年前くらいから言っています。
そこで学ぶものってあるし、『燃えよ剣』も彼らの生きざまだったり、勢い、魂を感じられて、いまに役立つものも色々あると改めて思えます。それに純粋に元気になりました。こんなに信念を持って生きられる姿を羨ましいと感じました。
――お雪さんも本当に素敵でした。男性の多い作品ですが、お雪さんがいてくれてよかったです。そうですか? 私はずっと男性だけ観ていたかったですけどね(笑)。
■柴咲コウ
1981年8月5日生まれ、東京都出身。98年に芸能界デビュー。
2000年公開の『バトル・ロワイアル』で注目を集め、翌年、『GO』にて日本アカデミー賞最優秀助演女優賞など多くの賞に輝いた。