安田顕、草刈正雄から教わった心がけを胸に…現役で動き続けるために考えること
——先日48歳になられました。次に年男を迎えるときには60歳ですね。どんな60歳になっていたいですか?
今、60代の方もみなさんお元気ですからね。僕らの世代が60代になったときも、活躍している人がスーパーマンではないかもしれません。
——早く隠居したいとかではなく、ガンガン現役で動き続けたいですか?
そうですね。ただ、すごく難しいとは思いますよ。年齢とニーズが比例する年代ではないですから。生き残っていくというのは大変なことだと思いますけど。
無名塾の仲代達矢さんが88歳(現在89歳)で全国87公演をスタートされていますし、全国アリーナツアーをされた桑田佳祐さんは65歳ですし。すごいですよね。僕が60代になる頃も、みなさんが当たり前に活躍している時代かもしれない。そういう時代に対応できる、求められるような仕事ができているといいなと思いますね。
■安田顕
1973年生まれ、北海道出身。演劇ユニット・TEAM NACSのメンバー。現在、映画・ドラマ・舞台を問わず、他にない存在感で引っ張りだこの実力派俳優として活躍中。近年の主な映画出演作は『俳優 亀岡拓次』(16年)、『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。