くらし情報『フィンテック(Fintech)の今 (5) P2Pレンディングの世界』

2016年2月4日 10:20

フィンテック(Fintech)の今 (5) P2Pレンディングの世界

フィンテック(Fintech)の今 (5) P2Pレンディングの世界
P2Pファイナンスは、Fintechにおける古くて新しいテーマの一つです。お金の融通という、金融の本命機能の新しい形での提供について、個人向けのビジネスの代表的な例を今回は見ることとします。

○P2Pレンディングとは

P2Pレンディングとは、お金の借り手と貸し手について、インターネット上のプラットフォームを用意して貸付を行う仕組みです。従来、銀行は預金を集め、お金を借りたい人により高い金利にて貸付を行うことで、その差額を収益源としてきました。

P2Pレンディングでは、お金を借りたい人がプラットフォームに申し込みを行うと、直接お金を貸せる人とのマッチングを受けることができます。当然ながら、借り手が破産などで返済不能となれば、貸し手側も損失を被ることとなります。この形は、銀行などの金融機関の中抜きともいえる構図であることから、インターネットの普及当初より多くの関係者が期待してきたものでもありました。

現存するプレーヤーの中で、いち早く規模を拡大したP2Pレンディングのプレーヤーとしては、2005年よりサービスを開始した英国のZopaがあります。
その後、様々なプレーヤーが台頭した中、実際に大規模のスケール化に成功した事例としては、2014年に上場した米国の「Lending Club」

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.