くらし情報『オメガ3系を多く、オメガ6系を少なく摂取すると恐怖記憶は和らぐ - NCNP』

2014年3月13日 18:36

オメガ3系を多く、オメガ6系を少なく摂取すると恐怖記憶は和らぐ - NCNP

そこで研究グループは今回、その関係性を調べるため、オメガ3系と6系をさまざまな比率(3/6比)で含む数種類のエサを作製し、それぞれの餌を与えてマウスを6週間飼育。その後、行動実験手法である「文脈性恐怖条件づけ試験」を用いて、マウスが示す恐怖記憶の強さを調べたという。

その結果、マウスにオメガ3系を豊富に含む食餌を習慣的に食べさせると、脳内に含まれるオメガ3系の量が増加し、恐怖体験について思い出したときの怖いという感覚(恐怖記憶)が弱まることを確認したという。また、オメガ3系を豊富に摂取しても、オメガ6系を同時に多量に摂取したマウスでは恐怖記憶は弱まらないことも確認したという。

この結果について研究グループは、恐怖記憶を弱めるためには単にオメガ3系をたくさん食べるだけでなく、オメガ6系の摂取量を抑える必要があることを示すものであり、摂取するオメガ3系とオメガ6系のバランスが恐怖記憶を調節する鍵であることを示すものだとしており、恐怖記憶が弱まったマウスの脳内で何が起きているかのさらなる調査を実施した。具体的には、恐怖記憶の形成や想起には、脳の「扁桃体」の活動が重要であることが知られていることから、扁桃体神経細胞の電気的活動を調査。

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