2016年2月29日 12:01
年300回以上のUI変更は「小さな単位」のPDCAサイクルから - グルメサービス「Retty」UIの現在と今後
一般的なブックマーク機能のアイコンは☆やクリップのマークになっているかと思うのですが、この「行きたい」がハートになったのは、ユーザーの「気持ち」をカタチにした結果です。
――アプリを立ち上げて最初に表示される「ピックアップ」では、各ジャンルの「まとめ」の中身を見る前、本で言えば「表紙」の位置に「行きたい」のボタンがありますね。
ここは最近変更したUIです。細かなサブミッションについては、それを追うためのチームを作って、1カ月から3カ月のスパンで取り組むのですが、その中のひとつの試みです。「行きたい」の数を上げていくと、KPIとして追っている数値の増加にも寄与するのではないかという仮説をたてて検証するチームが手がけた部分です。
検証の過程で、できる限り(アプリ立ち上げから)早いタイミングで行きたいお店を見つける状態を実現すると、継続的に利用していただく方向へつながっていくことが分かりました。そのため、アプリの立ち上げからなるべく早い段階で「行きたい」への追加が可能になるような位置にボタンをつけたところ、仮説通り他の数値にも好影響を及ぼしました。
――この変更によって「行きたい」に登録される数自体も増えたということでしょうか。