2016年3月3日 06:00
NVIDIAが組み込み向けモジュール「Jetson TX1」を国内販売 - 自律型ドローンやロボットの開発にまつわる課題に対応
既報のとおり、NVIDIAは1日に組み込み向けモジュール「Jetson TX1」の国内販売を発表した。これに合わせて都内で記者説明会を開催。製品の特徴に加えて、昨今注目が集まるドローンへの採用例などを紹介した。
「Jetson」シリーズは、画像処理のような高いパフォーマンスが要求される組み込みシステム向けのモジュール。2014年に第1世代の「Jetson TK1」を投入。すでにパーソナルロボットやスマート家電、ドローンなどに採用されているという。
今回、国内販売が発表された「Jetson TX1」は第2世代の製品で、50mm×87mmの基板にARM Cortex-A57、Maxwellアーキテクチャをベースとした256基のCUDAコアを搭載し、パフォーマンスが向上。演算性能は「Jetson TK1」のおよそ3倍となる1TFLOPSを実現した。
一方で、消費電力はモジュール単体で10Wと低く抑えられている。ギガビット対応有線LANやIEEE802.11ac対応無線LAN、Bluetoothといった通信機能に加え、基板背面に400ピンのSamtecコネクタを備える。
「Jetson TX1」